平成27年10月31日(土) 去年ふとしたことから志免町の文化財ウオークが毎年行われているのを知り今年は参加した。その昔、石炭産業が盛んな頃の炭鉱の跡と古墳を見た。竪坑櫓はまだ残っているが、近くで見るとコンクリートが剥がれて鉄筋がむき出しになっているところがかなりある。近づくとコンクリート片が落下して危険なので遠くから見るだけ。なぜこんなに高い櫓を作ったのか。海軍の炭鉱として建設されて石炭の積出港の西戸崎が見える高さになっているそうだ。鉄道も勝田線の志免駅から香椎線の酒殿駅まであったそうで、それで香椎線が西戸崎まで伸びているのが理解できた。吉塚駅から勝田線に乗って志免駅まで来ていたが酒殿駅への線路は記憶に無い。竪坑櫓の近くには斜坑の跡が残っていて、掘り出した石炭が置かれていた。町の職員の方が説明してくれたがわかりやすくてよかった。遠くにあると思っていたぼた山は坑口のすぐ近くだった。炭鉱跡を見た後は志免町産業遺産収蔵庫で木造のプロペラを使った送風機などを見て、お地蔵様や大塚地蔵、庚申塚を見てから七夕池古墳へ、ここでも丁寧な説明を聞いて、さらに近くには光正寺古墳も見えていた。炭鉱の街だったとばかり思っていたが古墳も近くに沢山あるところだった。
竪坑櫓 ここで受付です。 |
竪坑櫓の横に会った紅葉 |
竪坑櫓 角度を変えて |
掘り出した石炭 |
斜坑 |
排気用のプロペラ |
紅葉 |
七夕池古墳 |
七夕池古墳 |
井野山 |
光正寺古墳 |
ハナミズキ紅葉 |
ぎんなん紅葉 |
桜 紅葉 |
鉱業所跡にあるシーメイト前からぼた山 |
閉山してから50年以上経過しているが、子供のころこの付近で遊んでいた記憶がある。ウオークが終わってから記憶を辿って歩いてみるとそれらしきところを見つけ懐かしかった。毎年このイベントはあるそうなので次はウオークが終わってから勝田線の跡を辿ってみたい。